山田園と宇治茶
山田園の歴史(宇治茶との関わり)
当店は明治42年(1909)に京都宇治の平等院表参道に、初代山田伊之助が製茶問屋、宇治茶販売店として創業いたしました。この地の歴史は、1191年栄西禅師よりもちこまれたといわれる、中国宋代の茶種を明恵上人が宇治の地に植えたのが宇治茶のはじまりといわれております。そして、宇治七銘園が拓かれ宇治は天下一の茶の産地として知られるようになりました。
当店は、このように歴史ある宇治茶発祥の地で、約100年の間、お茶の販売をさせていただいております。
取り扱っていますお茶は、生産農家、製茶問屋と提携することにより味、香り、色合い、いずれにおいても自他ともに納得していただける高品質のお茶をお勧めしております。
また、当店独自の加工を施すことにより抹茶、玉露、煎茶、雁ヶ音の各種のお茶に旨味、まろやかな甘み、程よい渋みを出すことができるのです。
当店は、京都宇治の名刹 平等院前にあります
京都宇治の平等院、誰もが知る平安時代に建立された名刹で、年間を通じ大変多くの観光客の方々が訪れます。当店は、この平等院の表参道に所在し、平等院を訪れる多くの皆様にご愛顧いただいております。また平等院のみならず、今も、この宇治の地は、藤原氏が別荘地として訪れた平安貴族たちの優雅な趣がいたるところに残っております。
平等院と同じく世界遺産に登録されております宇治上神社、興聖寺の琴坂、歴史ある宇治橋、こういった建造物の他に、茶園での茶摘みの風景、春には桜並木や藤の花の美しさ、夏には宇治川花火や鵜飼のおもしろさ、秋には紅葉の鮮やかさ、冬にはあたたかい宇治茶の美味しさがあります。また、源氏物語の宇治十帖の舞台にもなっており、一年の季節を通じお客様の目を飽きさせません。